5月も終わり、本格的な夏が近づいてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
最近は、日中に少し外に出ただけでも汗が止まらないくらい日差しが厳しい日もあり、日傘やネッククーラ、汗拭きシートなどの暑さ対策が必須となっています。
そんな中、我が家ではピーコックの氷のう「アイパックシリーズ」が暑い日にお出かけする際の必需品となっています。
氷のうと聞くと、風邪をひいたときやケガをした時などに利用し、お出かけに持っていく等、携帯には向かないといったイメージがありました。
しかしながらピーコックの氷のうは「魔法瓶構造で持ち運ぶ氷のう」といったコンセプトで、携帯性に特化したアイデア商品となっています。
今回は実際に、ピーコックの氷のうについて使用感や使い方、冷たさをキープする仕組みなどについて、科学的な観点で解説していきます。
本製品の特徴
まずはピーコックの氷のう「アイパックシリーズ」の特徴について解説していきます。
アイパックシリーズですが「シリコーン氷のうタイプ」と「布氷のうタイプ」の2タイプが存在します。

この記事では、私が利用している「シリコーン氷のうタイプ」について解説します。
■アイパックシリーズ「シリコーン氷のうタイプ」の特徴
- 魔法瓶構造(真空断熱構造)の「冷たさキープホルダー」で冷たさが長時間持続する
- ホルダーに入れることで結露がほとんどなく、カバンの中が濡れない
- 汗がついてもサッと洗えてお手入れが簡単
- 嫌なニオイがつきにくい
- 蓋の気密性が高く、水が漏れない
- 柔らかい素材で体にフィットしやすく、首元や脇にピンポイントであてられる
- 小・中・大と様々なサイズのラインナップ

ピーコックはもともと魔法瓶のメーカー。
冷たさキープの技術に定評があります。
商品概要
商品名:ピーコック アイスパック
魔法瓶素材:ステンレス
氷のう本体素材:
本体、パッキン → シリコーンゴム
口金、蓋 → ポリプロピレン
どこに売っている?:通販サイト(Amazon、楽天、ヨドバシカメラなど)

通販サイトでは、類似品も多く出品されているのでご注意ください

アイスパックシリーズ基本スペック比較
アイスパックシリーズ(シリコーン氷のうタイプ)のスペックを比較しました。
(※2026/05/30現在)
おすすめは定番サイズの「ミニアイスパック」です。
| モデル名 | サイズ(mm) | 価格(定価) | おすすめ用途 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ミニアイスパックポケット ABB-S07 | 49×49×145 | 2,780円 | 小さな子供用 | 手のひらサイズで最もコンパクト |
| ミニアイスパック ABB-M15 | 58×58×170 | 3,280円 | ・定番サイズ ・通勤中や通学中 | ・持ち運びにちょうどいい大きさ ・ストラップ付モデルもあり |
| アイスパック ABB-L30 | 76×76×159 | 3,780円 | ・長時間の外出 ・買い物の保冷剤 | 容量が大きいため、冷たさの持続時間No1 |

Amazonや楽天のセール時は、定価の半額ほどで販売されています。
科学的解説
ここからは「アイパックシリーズ(シリコーン氷のうタイプ)」の特徴について、科学的な視点から解説していきます。
冷たさキープのメカニズム
ピーコックの氷のうは、「最大16時間、0℃をキープ」といった実験結果がメーカーのホームページに記載されている通り、冷たさを長時間キープできる仕組みが盛り込まれています。

実験環境も「40℃の恒温水槽内」と、かなり厳しい環境での検証となり信頼できる数値と思われます。
① 真空断熱で「外の熱が入らない」
アイパックシリーズの冷たさキープホルダーは、魔法瓶の「真空断熱構造」の技術が応用されています。
- ボトルの内側と外側の間が“真空”
- 真空は熱がほとんど伝わらない
つまり、 外の暖かい空気が氷のうに届かない → 結果、氷が溶けにくくなる
これが冷たさキープの一番大きな理由です。

② ステンレスが「熱を反射する」
ボトルはステンレス素材でできているため、外からの熱(放射熱)を反射します。
- 熱が跳ね返される
- 氷のうの冷気が守られる
→ 結果、冷たさが逃げにくくなる
③ ボトル内の空気が「冷気のバリアになる」
氷のうを入れると、密閉されたボトルの中の空気が冷やされて低温の空気層ができます。
この冷気の層が外気との温度差をやわらげるクッションになり、氷のうの温度上昇をさらに防ぐことができます。
④ シリコーンは「熱を通しにくい」
氷のう本体の素材シリコーンは熱伝導率が低い(熱がゆっくりしか移動しない)素材です。
そのため:
- 外の熱が中に入りにくい
- 氷の冷たさが外に逃げにくい
→ 氷が溶けるスピードが遅くなる
このため、凍っている本体を身体にあてても、程よい冷たさで気持ちよく、本体も溶けにくいという特徴があります。
嫌なニオイがつきにくいメカニズム
ピーコックの氷のう(シリコーンタイプ)は シリコーン100%で作られているため、一般的な布タイプの氷のうと比べて圧倒的にニオイがつきにくいという特徴があります。
これはシリコーンという素材の性質そのものに科学的な理由があります。
① シリコーンは「水も油も吸収しない」
シリコーンは吸水性ゼロの疎水性素材です。
ニオイの原因になるのは、汗・皮脂・雑菌・有機物などの“水分を含む汚れ”が素材に染み込むこと。
しかしシリコーンは
- 汗を吸わない
- 皮脂を吸わない
- 汚れが内部に入り込まない
そのため、ニオイの元がそもそも素材に残らないのです。
② シリコーンは「化学的に安定している素材」
シリコーンは非常に安定した分子構造を持ち、酸・アルカリ・汗・油・紫外線に強い素材です。
そのため、
- ゴムのように酸化して臭う
- プラスチックのように劣化して臭う
といった劣化による素材自体のニオイが発生しにくいのが特徴です。
長期間使っても「ゴム臭」「プラ臭」が出にくいのはこのためです。
③ シリコーンは雑菌が繁殖しにくい
嫌なニオイのひとつは雑菌が増えて出す代謝物です。
シリコーンは
- 水を吸わない
- 表面が滑らかで汚れが付着しにくい
- 乾きやすい
という特徴があるため、雑菌が増える条件が整いにくい素材です。
結果として、ニオイが発生しにくい → ニオイが残りにくいという好循環が生まれます。
実際に使ってみたレビュー
それでは私が愛用している「ミニアイスパック」をもとに、使い方や使用感をレビューしていきます。
利用準備
まずは氷のうとして使うための準備です。
方法は以下の2通りあります。
・水を入れて冷凍庫で凍らせる
・冷たい氷水を入れて利用する(急ぎの場合)
今回は通常の手順、「水を入れて冷凍庫で凍らせる」方法で準備します。

シリコーン氷のう、内ぶた、キャップ、ホルダーといったシンプルな構造です。

写真の通り、キャップ部位から約1cmくらいまでを目安に水道水を入れます。
※これ以上水を入れてしまうと、凍った際に破損する可能性がある為注意です

上下の向きに注意です。


このとき必ず上下の向きを守って、立てた状態で冷凍庫に入れます。
※上下反対や横向きで凍らせると、製品が破損、変形する原因となります

キャップとホルダーの間に隙間がないことを確認します。

使いたいときにホルダーから取り出し、身体に当ててひんやり感を楽しみます。
使用した感想
以下が使用した感想になります。
なんといっても、冷たさの持続性と持ち運びのしやすさに優れており、休憩時間や列待ちの時間などにサッと使えるのが何よりも優れていました。
特に小さな子供でも扱いやすいので、暑い日の必需品となっています。
良かった点
- 夕方になっても溶け切っておらず、冷たさが持続していた
- ペットボトルより小さいコンパクトなサイズなので、まったく荷物にならない
- 休憩時間や少しの待ち時間などにサッと使える
- 気になるニオイもなく、快適に使えた
気になった点
- 結露が完全に発生しないわけではない
ホルダー部分は全く問題ないが、キャップ部分に結露が発生した - ホルダーのお手入れに気を付ける必要あり
使い終わった後は、必ず水気をふき取り、乾かす必要がある
こんな人におすすめ
- 外出時にできるだけ荷物を少なくしたい人
- 小さな子供がいる家庭
- 保冷剤などの独特なニオイが苦手な人
まとめ
ピーコックの氷のう「アイパックシリーズ」はこれまでの氷のうのイメージを覆す、手軽で画期的なアイデア商品と感じました。
魔法瓶構造のボトルが外の熱を遮断し、シリコーン素材の氷のうが冷たさを優しく伝えてくれるという仕組みで、この2つが組み合わさることで「お手軽かつ、冷たさ長持ち」という使い心地が実現されています。
小さな子どもがいる家庭でも、
- 結露しにくい
- ニオイがつきにくい
- 柔らかくて安全
といった点で安心して使えますし、 スポーツ後のアイシングや、寝る前のリラックス冷却にもぴったり。
“氷のうをもっと快適に使いたい人” にこそおすすめできる、扱いやすくて長持ちする冷却アイテムです。
皆様もこの夏を乗り切るアイテムとして、是非ピーコックの氷のう「アイパックシリーズ」を試してみてください。
参考ページ
- ピーコックホームページ_アイスパックシリーズ
※ピーコックの公式ホームページ - 真空断熱技術について
※TIGERホームページ - シリコーンの化学とその応用
※シリコーン工業会参考資料

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