壁付給気口フィルターのしくみとお掃除方法を解説!

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アイキャッチ画像 お掃除

お家で気持ちよく過ごすために空気清浄機を設置している家庭も多いと思いますが、標準装備として給気口が備わっているお家も少なくありません。
我が家にも壁付の給気口が存在しているのですが、実はこの給気口、内部にフィルターが装着されており、定期的にお掃除やフィルターの交換が必要なことをご存じでしょうか。

壁付タイプの給気口フィルターは、室内の空気をきれいに保つために欠かせないパーツです。
私もこの度、給気口のフィルターお掃除を実施してみたのですが、詳しく手順を紹介しているサイトが少なく、手探りでのメンテナンスとなってしまいました。

そこで本記事では、一般的な壁付給気口フィルター(例:NASTA KS‑V16R など)を想定し、フィルターの取り外しからお手入れ、取り付けまでを科学的な視点から解説します。

本記事では以下の内容について、詳しく記載していきます。

  • 取り外し → お手入れ → 取り付けの手順
  • フィルターに溜まる汚れの正体
  • 中性洗剤で汚れが落ちる科学的理由
  • 静電気捕集フィルターの仕組み
  • フィルター寿命を科学的に判断する方法

フィルターの仕組み

まずは壁付給気口の仕組みや、フィルターに溜まるゴミについて解説します。

フィルターの構造について

壁付給気口の多くは「帯電不織布フィルター」を採用しており、空気中の微粒子を静電気で吸着します。
以下のイメージ図のように、+-の静電気を帯びた繊維が花粉やホコリ、PM2.5などの粒子をキャッチしています。
フィルターはぱっと見、目が粗そうな作りに見えますが、実際は静電気の力で空気中の微粒子を家の中に通さないよう工夫がされています。

フィルターの構造イメージ図

フィルター汚れの正体

フィルターに蓄積する汚れについて、細かく解説します。

ホコリ(ハウスダスト)

帯電した繊維に空気中のホコリが吸着。
そのまま放置すると目詰まりし、結果として給気量が低下します。

花粉・PM2.5・黄砂

粒径が小さく、静電気で吸着されやすい。
春・秋は特に蓄積が早いため、お手入れの頻度を調整する必要があります。

皮脂・油分

室内側から流入する微量の皮脂・調理油ミストが付着し、 ホコリと結合して黒ずみになります。

カビ胞子

湿度が高い部屋では、空気中のカビ胞子が付着し、放置するとニオイの原因となります。

フィルターのお掃除方法

汚れたフィルターはぬるま湯+中性洗剤の組み合わせで、効率的に綺麗にすることができます。
またこすり洗いではなく「押し洗い」することで、素材を傷つけにくいお手入れが可能です。

中性洗剤で汚れが落ちる科学的理由

① 界面活性剤が油汚れを乳化する

中性洗剤の主成分である界面活性剤は、 皮脂・油分を“乳化”して水に溶けやすくする働きがあります。

→ ホコリ+油分で固まった汚れがスルッと落ちる。

きゃみパパ
きゃみパパ

界面活性剤の仕組みについては、過去の記事で解説しています。

② 不織布を傷めない

フィルター素材はポリエステル系が全般です。
酸性・アルカリ性洗剤は繊維を劣化させますが、 中性洗剤は繊維の劣化を引き起こしにくく、最も安全です。

③ 静電気捕集性能を保ちやすい

熱湯・強アルカリ・強い摩擦は帯電性能を低下させますが、 中性洗剤+ぬるま湯なら性能を維持しやすく、結果としてフィルターの寿命を延ばすことができます。

実際にお掃除してみた

実際に我が家の給気口のフィルターをお掃除してみました。

こちらが給気口です。
上に持ち上げ、手前に引くことでカバーを外すことができます。
取り外し方
カバーが外れた状態です。
フィルター部分を反時計回りに90度ほど回転させると、手前に引っ張り出して取り外すことができます。
フィルターを外した状態です。
ここからさらに分解していきます!
フィルターを取り外すため、さらにカバーを外していきます。
2カ所存在するカバーの留め具を外していきます。
このように留め具を外すことができます。
こちらが取り外したフィルターです。
汚れが溜まっているので綺麗にしていきます。
ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、汚れたフィルターを押し洗いしていきます。
汚水を交換し、洗った後の水に汚れが混ざらなくなるまで洗い続けます。
汚れが出なくなった後は、洗剤を落とすためよくすすいでください。
すすぎが完了したら、日陰でよく干します。
乾燥が不十分だと、そこからカビが発生してしまうため、徹底的に乾燥させます。
乾燥完了後、取り外し時逆の手順で、フィルターをセットしていきます。
フィルターをセットした部位を時計回りに回し、通気口にセットします。
最後にカバーをかぶせてお手入れ完了です!

給気口フィルターの寿命について

フィルターは定期的にお手入れすることで延命が可能ですが、使い続けることによって劣化してしまうため、最終的には交換が必要となります。

清掃頻度の目安

  • 通常:2〜3ヶ月に一度
  • 花粉シーズン:月1回
  • ペットがいる家庭:上記よりやや短い頻度で清掃が必要

給気口フィルターの寿命を科学的に判断する方法

フィルターの交換タイミングについて、判断の基準例を以下に記載します。

① 静電気捕集性能の低下

フィルターの帯電加工は時間とともに弱くなり、その結果粒子の吸着性能が低下します。

判断ポイント:

  • 黒ずみが早くなる
  • 給気量が落ちる

② 繊維の物理的劣化

不織布がへたり、粒子を物理的に捕集する効率が低下します。

判断ポイント:

  • 触るとコシがない
  • 光に透かすと薄い部分がある

③ 油分・黒ずみの蓄積(化学的劣化)

界面活性剤でも落ちない酸化汚れが発生し、粒子の捕集性能の低下、いやなニオイの発生源となるなど、問題が発生します。

判断ポイント:

  • 洗っても黒ずみが残る
  • 触るとザラつく
  • ニオイが残る

寿命の総合目安

状態判断
洗えば白さが戻る・繊維がしっかりまだ使える
黒ずみが落ちない・繊維がへたる交換推奨
静電気捕集が弱い交換推奨
使用開始から 12ヶ月経過一般的な寿命。交換推奨
きゃみパパ
きゃみパパ

1年に1度はフィルター交換を行いましょう!

まとめ

壁付給気口フィルターは、中性洗剤での手洗いが最も安全で効果的です。

静電気捕集フィルターの仕組みを理解すると、 「なぜ洗えるのか」「なぜ寿命があるのか」が明確になります。

  • 汚れの正体
  • 中性洗剤の科学的効果
  • 静電気捕集の仕組み
  • 寿命の判断方法

これらを押さえておけば、 給気口の性能を最大限に保ちながら、快適な室内環境を維持できます。

皆様も日々のメンテナンスをしっかり行い、快適な住環境を実現させてください!

参考ページ

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